2024年書評
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【田内学に学ぶ】きみのお金は誰のため:ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」【要約】

yuki
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本を読む前に知る

ざっくり要約

本書は『働くことと、お金の本質について書かれています。』

主人公の優斗は中学生、近所で有名な屋敷付近を歩いていると、スーツを着た若い女性(七海)に道案内を頼まれる。

七海の目的地は、その屋敷だったのだ。

優斗も屋敷には興味があったので、入り口まで案内することにした。

入り口まで案内したところで、急な雨が降ってくる。

状況的に、優斗もお屋敷に入ることとなる。

そのお屋敷は【お金の向こう研究所】と呼ばれ、そこの所長(ボス)と話すことで物語は動き出す。

1、お金自体に価値はない

2、お金で解決できる問題はない

3、みんなでお金を貯めても意味がない

「僕が話すのは、お金自体の話や」
「しかし、な。しょせん10キロの紙切れや」
「道徳の話なんて誰がするねん。僕を誰やと思っているんや。僕はお金の話しかせえへんで」
「一人ひとりの視点では、僕らはお金に価値を感じている。せやけど、全体お金が増えすぎるのは良くなさそうや。僕が言うてるのはそこや。社会全体の視点に立てば、お金の見え方が変わる」
「知恵は育てるもんや、重要なのは、自分で調べて、自分の言葉で深く考えることやで」
「みんなが信じているから正しいなんて、まったく理由にならへんで。天動説を知っているやろ。昔は、太陽のほうが動いていると大勢が信じとった。それと同じやで」

「何が正しいかは自分で見極めんとあかんのや」

なぜ、ボスは、七海と優斗にお金の話をしたのか?

ボスと七海の関係は?

ラストは号泣必死の感動ストーリー!ん?お金の話どこ行った?

ぜひ読んでみてください!

この本を選んだ理由

多くの人が紹介していて、表紙もタイトルも気になったから

この本で心に響いた箇所とその理由

「それ、楽しそうっすね」彼の行動の基準はシンプルで、楽しいかどうか、それだけ。

きみのお金は誰のため:ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

登場回数2回のわき役『堂本』の価値観である。

これこそが、仕事の本質だと考えます。

ボス、七海、優斗、わき役に負けてるぞ?しっかりしなさい。

この本をこれから読む人にひとこと

本書はこんな人にオススメ
  • 中学一年生
  • お金の本質を知りたい人
  • 物語が好きな人

お金が身近になるタイミングで、子どもに読ませる(与える)のがベストです。

物語形式で読みやすく、お金や社会しくみをわかりやすく教えてくれます。

大人が読むと、あまりにもキレイごとに思えてしまうので、子どものときに読みたかった1冊です。

評価と感想

評価

タイトルと内容の一致度60
読みやすさ80
内容の満足度60

感想

『「どんな問題もお金では解決でけへん」』理屈はわかる、わかるけど、あまりにもキレイごとすぎる。お金が存在し、皆が利用する以上、お金で解決することのほうが多い。個人的には、お金を必要としない社会の実現を夢見ているが、現実的ではないので、小説のネタ程度にとどめておきます。まあ、全力で考えるので、実現するかもしれません(笑)あと、読みやすくしたいからって、物語形式に逃げるのも、評価マイナス。内容的には中学生が読む本です。

書籍情報

タイトルきみのお金は誰のため:ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
著者田内学
出版社東洋経済新報社
ページ数250ページ
発売日2023/10/18
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