【J.D.サリンジャーに学ぶ】ライ麦畑でつかまえて


こんにちは!【書き、折り、捨てる】ストロング読書スタイルのゆきんこです。
この記事では
書籍【ライ麦畑でつかまえて:(著)J.D.サリンジャー】の紹介をします
具体的には、
こんな感じでざっくりご紹介します!

書籍購入前の、参考にしていただければ幸いです!
こんな人におすすめ

- 名作が読みたい
- 戦争中の心理状態が知りたい
- 陰キャの頭の中が知りたい
こんな悩みを解決する一冊です。
これって、私のことかも!?と思ったら、読んでみてください!
本を読む前に知る
ざっくり要約
本書は、思春期陰キャ少年13歳の、頭の中が書かれています。

著者が戦争中(ルマンディー上陸作戦の前後の時期)に書いた小説なんだ。これを知ってるだけで読み方が数段変わる。
学校を何度も退学になっている主人公が、現在所属している名門学校を退学させられるところから物語は始まる。
本文を読んでわかったことと言えば、主人公は、なんてめんどくさい陰キャなんだろう。ということ。
自分の気持ちを素直に話せない、話せないから癇癪を起こしいざこざになる。
まさに13歳の子どもだ。
しかし、13歳の子どもだが、喫煙もするし飲酒もする。
とんでもない話で、現在の教育としては、到底見せられる小説ではない。
ただ、著者である【DJ・サリンジャー】はノルマンディー上陸作戦の戦争中にこの小説を書いていたことを念頭に置いて読んで欲しい。
そうすると、戦争のかけらが見え隠れするだろう。
「こいつは人間射ちの帽子さ。おれはこいつをかぶって人間を射るんだ」
「僕はあぶない崖のふちに立っているんだ。ぼくのやる仕事はね、誰でも崖けら転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ。」
「そのとき、実を言うと、もう少しで殺されそうになったけどさ」
「僕にわかっていることといえば、話に出てきた連中がいまここにいないのが寂しいということなんだ。」
読む前の気持ち
パーソナリティ障害→愛着障害→J.D.サリンジャー、とつながったから。
本書で心に響いた箇所とその理由
そのとき、実を言うと、もう少しで殺されそうになったけどさ

著者が、実際に、本当に殺されかけたんだと思う。
ゆきんこの本音レビュー※100点満点
タイトルと内容の一致度 | 30 |
読みやすさ | 60 |
内容の満足度 | 70 |

陰キャの内側を小説にしたんだな、ぼくは。
幼少の頃から実家にあり、表紙だけは覚えていた。
なぜ35歳になるいま、読むことになったのかは、別で紹介する。
まず読みずらい。
30ページくらいは、訳と世界観に入るまでの準備時間。
だんだんと世界観に入り込めるようになると、サクサク読める。
これは実話なのか?そして、何日間の話なんだろう。
感覚的には3日間くらいの話のように感じた。
陰キャの少年が、モヤモヤする思春期の頭の中を言語化した小説。
JD・サリンジャーを知ると、本書の読み方が変わってくる。
書籍情報
タイトル | ライ麦畑でつかまえて |
著者 | J.D.サリンジャー |
出版社 | 白水社 |
ページ数 | 339ページ |
発売日 | 1984/5/20 |