【浅田すぐるに学ぶ】「わかる」から「動ける」まで 言葉の解像度を上げる


こんにちは!【書き、折り、捨てる】ストロング読書スタイルのゆきんこです。
この記事では
具体的には、
こんな感じでざっくりご紹介します!

書籍購入前の、参考にしていただければ幸いです!
こんな人におすすめ
- 直感的な人
- 組織が苦手な人
- 学生
- 論理的な人
- 部下を持ち、言葉の意味を”必ず”理解してもらいたい人
- ビジネスパーソン
こんな悩みを解決する一冊です。
これって、私のことかも!?と思ったら、読んでみてください!
本を読む前に知る
これから読む人にひとこと
【あなたの解像度と部下の解像度は違う】
上司「当事者意識をもって、業務に取り組んで欲しい。」
部下「わかりました(わからないけど)」
当事者意識とは、業務に関心をもち、最後までやり抜くこと。
ここまで伝えないと、動く気になってくれず、頑なに行動しようとしない。
そんなビジネスパーソンに、ならないようにしましょう。
本書で心に響いた箇所
12年以上にわたる社会人教育の現場経験から言えることとして、このレベルで解像度を上げて説明しないと全く動くことのできない、もっと言うと、動く気になってくれず、頑なに行動しようとしない。そんなビジネスパーソンが、年々増えてきているという実感があります。

悲しい、現実だ。
ざっくり要約
本書は、伝えたいことを、わかりやすく伝える方法が書かれています。

わかって、行動できるまで、伝えないとダメ!
- 上司からの指示が理解できず、思考停止状態に陥ってしまう人
- 自分なりに解釈して動くことができず、仕事を停滞させてしまいがちな人
- 部下がフリーズしてしまうコミュニケーションを頻繁にやってしまう人
こういう人には、ぜひ読んでいただきたい。
本書では、よくある曖昧ワードを例に、解像度を上げる方法が記載されている。
例えば「当事者意識」と聞いて、「わかりました!」と答えられる人は少ないはず。
当事者意識とは【業務に関心をもち、最後までやり抜くこと】
解像度を上げる手順は以下の通り
- 「当事者意識」という言葉を自分なりに人に説明する→他人事として放置しないこと=責任を取る
- 反対から考える→無関心、無視、自分には関係ない
- 具体と抽象を行き来させる→責任を取る
- 英語に置き換える→責任=Responsibility(Response=反応、ability=能力)
- 責任とは、反応できる力
こんな具合に考えながら、浮かんだ考えを『紙1枚』に書いていく。
4×4マスの線を引き、どんどん考えを書いていく。
最後は、浮かんだ考えをまとめて完成です。
ちなみに、著者はトヨタで働いていた経験があり、そこで得たテクニックが有用なので、お伝えします。
トヨタで働く人たちが日々作成している資料を注意深く観察した結果、どの資料も「What」「Why」「How」という3つの疑問を解消するように作成されている。
「What」:具体的には?現状は?詳細は?
「Why」:なぜ重要?そもそもの経緯は?原因は?どうしてやりたいの?
「How」:で、どうするの?今後のスケジュールはどうなってるの?予算や発注先はどうやって決めていくつもりなの?
これらの問いを『会議』『企画』『キャリア面談』などで使うとよいですね。
ゆきんこの本音レビュー※100点満点
タイトルと内容の一致度 | 70 |
読みやすさ | 80 |
内容の満足度 | 60 |

『本書のワークは、できる人と、できない人がいる』
私はできない人。いわゆる頭のいい人、論理的に考えられる人は、できる。一方で、私のような直感的タイプの人は、いくら頑張ってもできない。本書を読んで解像度を上げることができる人というのは、読まなくても解像度が上がる人です。解像度を上げて説明すべきことと、ぼやかして伝えたいとき、いろいろあると思います。そんなきっかけを与えてくれる本でした。
書籍情報
タイトル | 「わかる」から「動ける」まで 言葉の解像度を上げる |
著者 | 浅田すぐる |
出版社 | プレジデント社 |
ページ数 | 264ページ |
発売日 | 2025/2/17 |