【岡田 尊司に学ぶ】愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる


こんにちは!年間約100冊読書【書き、折り、捨てる】ストロング読書スタイルのゆきんこです。
この記事では
書籍【愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる:岡田 尊司】の紹介をします
具体的には、
こんな感じでざっくりご紹介します!

書籍購入前の、参考にしていただければ幸いです!
こんな人におすすめ

- 毒親に育てられたと感じている(子育てが上手くいかない)
- 友人やパートナーが、精神障害を抱えていて、なんとかしたい
- 1冊で精神障害を理解したい
こんな悩みを解決する一冊です。
これって、私のことかも!?と思ったら、読んでみてください!
本を読む前に知る
ざっくり要約
本書では、愛着障害の概念とその回復法が書かれています。

有名人のエピソードが衝撃でした!
前半は、名の知れた偉人、有名人の実例をもとに、「精神障害とは?」という理解ができます。
かなりヘビーな内容になっているので、読むだけでも辛いです。
それをもとに、多くの精神障害は愛着障害とPTSDに紐づいていると著者は言います。
愛着障害とは、健全な養育環境で育つことのできなかった子が、後天的に発症する障害です。
- 母親の愛情を充分に受けられなかった。
- 親同士の仲が悪くDVやモラハラなどがあった。
- 過干渉など、価値観の押し付けがあった。
健全そうに見える家庭でも、子が自分の気持ちを理解してもらうのではなく、親側の正しさを強要され続けると、愛着障害になる可能性があります。(過干渉)
愛着障害や複雑性PTSDは、発達障害と似たような症状があり、発達障害は、先天的な障害ですが、愛着障害は後天的な障害です。
つまり、時間がかかるが、回復することが可能なので、間違った診断がされないようにしましょう。
人口の3割以上が愛着障害と言われています。
本書を読むことで、精神障害の理解が進み、愛着障害から回復するでしょう。
本書を選んだ理由
妻の精神障害を解決すべく、学びを深めていく中で、終着点としてたどり着いたため
本書で心に響いた箇所とその理由
いわゆる恵まれた家庭で育ったはずの人でも、不安定な愛着や愛着トラウマ、さらには複雑性PTSDで悩むケースが増えているが、そうした場合に、認められやすいのが、自分の気もちを理解してもらうのではなく、親側の正しさを強要されつづけたケースである。

親が持つ価値観の過度な押し付けは良くない。「○○しなさい!」は危険ワードです。
ゆき(由紀)の本音レビュー※100点満点
タイトルと内容の一致度 | 90 |
読みやすさ | 70 |
内容の満足度 | 80 |

後天的に発症した精神障害は、PTSDまたは、愛着障害を疑うと良い
岡田先生の本で、一番読みやすそうで、一番読みにくいと感じた1冊。
複雑性PTSDと愛着障害の概念を理解するために、有名な人物を例に、かなり詳しく書いてある。
そして、その概念理解段階が一番読みづらく感じた。
ただ、この本1冊読むだけで、精神障害の大半を網羅できるといっても過言ではない。
解決策や、回復法など、ライトな内容を求めている人にはオススメできない.
しかし、本気で知りたい、学びたい人は読んで欲しい1冊です。
書籍情報
タイトル | 愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる |
著者 | 岡田 尊司 |
出版社 | SBクリエイティブ |
ページ数 | 392ページ |
発売日 | 2024/9/7 |