【岡田 尊司に学ぶ】過敏で傷つきやすい人たち


こんにちは!年間約100冊読書【書き、折り、捨てる】ストロング読書スタイルのゆきんこです。
この記事では
書籍【過敏で傷つきやすい人たち:岡田 尊司】の紹介をします
具体的には、
こんな感じでざっくりご紹介します!

書籍購入前の、参考にしていただければ幸いです!
こんな人におすすめ

- 私ってHSPなのか?
- いまいちHSPの内容がしっくりこない
- でもHSPっぽい気がする
こんな悩みを解決する一冊です。
これって、私のことかも!?と思ったら、読んでみてください!
本を読む前に知る
ざっくり要約
本書は、HSPを医学的視点から解明し、HSPに隠れる、他の精神疾患について書かれています。

HSPって発達障害に似ていないか?
その可能性は十分にあります。
本書では、HSPのことを【過敏性】と言っています。
過敏性は、成長過程でそれが警戒すべき脅威だと、脳が学習しているのです。
HSPの診断テストのように過敏性のチェックリストがあります。
その結果、以下のような項目に分かれます。
- 感覚過敏(音や匂い、味)
- 馴化抵抗(HSPは刺激への慣れが生じにくい)
- 愛着不安(不安を抱きやすい傾向)
- 心の傷(傷つきやすさ)
- 身体化(自律神経の乱れやすさ)
- 妄想傾向(HSPは被害妄想をしやすい)
- 回避傾向(人との近い距離を避ける、内面を語らない、新奇なチャレンジを避ける)
- 低登録(不注意、鈍感)
これらを数値化することで、自分自身がどの過敏性が高いか分かるのです。
HSPは性格(気質)であることもあれば、愛着障害や発達障害といった、別の精神疾患から学習される過敏性の可能性もあります。
本書は、精神疾患(愛着障害)の専門家である著者が、HSPを愛着障害と紐づけて説明してくれます。
本書を選んだ理由
HSPについてもっと詳しく知りたいと思ったから
本書で心に響いた箇所とその理由
「敏感すぎる」という症状だけで、その傾向がある人について一般化して論じることが、あまりにも乱暴で科学的な精緻(せいち)さに欠けた議論とみなされたからです。

そう、HSPは病気ではない。
むしろ、HSPを主張することがおかしい。
なぜなら、ただの個性だから。
ゆき(由紀)の本音レビュー※100点満点評価
タイトルと内容の一致度 | 80 |
読みやすさ | 70 |
内容の満足度 | 60 |

『HSPの一言で片づけるには早すぎる』
HSPという言葉を目にするようになってから、多くの人が「私ってHSPかも?」と思うようになったのではないでしょうか。
それは少々危険な考え方です。
HSPは病気ではなく気質(性格)のようなもので、先天的な特性です。
しかし、HSPの人の中には、パーソナリティ障害や愛着障害、ADHDやASD、他の精神疾患が隠れている可能性があるのです。
本書を読むことで、HSPの裏に隠れる疾患に気づくことができるかもしれません。
書籍情報
タイトル | 過敏で傷つきやすい人たち |
著者 | 岡田 尊司 |
出版社 | 幻冬舎 |
ページ数 | 260ページ |
発売日 | 2017/7/28 |