【アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズに学ぶ】話を聞かない男、地図が読めない女【要約】

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ざっくり要約
本書は『男女は絶対に分かり合えないことについて書かれています。』
男と女は、そもそも役割が異なります。
男は、狩りに出かけて食料を調達する。
女は、家庭を守り子どもを産み育てる。
現代社会は、この原理原則から離れた暮らしになっているのです。
事実、夫婦の離婚率は50%前後であると文中に記されています。
基本的に、暗いところで目がきくのは女性です。
しかし、視野が左右に広いだけで、距離感を掴むのが苦手です。
一方で、狭い範囲であれば遠くまで見えるのが男性です。
また、前後などの距離感を掴むことが上手いのも男性です。
この結果から、長距離を車で運転する場合は、昼間は女性、夜間は男性が向いていることが分かります。
男は女への愛の証しとして、 世界一高い山にのぼり、世界一深い海にもぐり、世界一広い砂漠を横断した。 だが女は男を捨てた──男がちっとも家にいなかったから。
本文より引用
このように、男としての役割を果たすと、異性との関係がうまくいかなくなる。
難しいことだが、上手くやるほかない。
女性は、男性を理解する必要がある。
男性は、女性を理解する必要がある。
男とはこういものだ、女はこういうものだ、ということをお互いに理解しておくことが重要です。
本書では、ゲイやレズビアンについても言及されており、恐ろしいことも書かれていた。
女性的、男性的という資質は、胎児の段階(妊娠初期)で形成される。
それらは、妊娠初期の母親が分泌する、ホルモン量によって決まる。
つまり、タイミングよくホルモン注射を行うことで、男性的な人間、女性的な人間を作り出すことが可能なのです。
しかし、倫理的、人道的に問題があることは明白なので、実際に行われてはいない、はず。
この本を選んだ理由
妻が出産してから怒る回数が増え、何が原因か調べていたところ、女性脳と男性脳の仕組みにたどり着いたから。
この本で心に響いた箇所とその理由
男と女は等しく扱われるべきだという社会的、政治的な観点は、両者が同じであることを前提にしている。だがその前提には、まったく意味がない。
現代社会は本来あるべき姿から遠ざかっていることを知れたからです。
男と女は違う、これは事実。
男が得意なこと、女が得意なこと、それが仕事であり、子どもを育てることです。
本来は男女それぞれ得意なことに注力したほうが良いはず。
この本をこれから読む人にひとこと
読むのは大変です。
研究データをもとに全文執筆されているので、信頼度は高いですが、斜め読みができません。
つまり全文が有益です。
ただ、表現力豊かな文章で、飽きさせない工夫がされています。
時間がある方はぜひ挑戦してみてください、私は疲れました。
- パートナーがいる人
- 常識を疑う力を得たい人
- 確かな情報を知りたい人
評価と感想

評価
タイトルと内容の一致度 | 80 |
読みやすさ | 60 |
内容の満足度 | 80 |
感想
『男と女は違う、どちらが良い悪いではなく、ただ違う』これは事実だった。
人類みな結婚してから、少なくとも1回以上は夫婦で衝突しているはず。
なんでわからないの!?と相手に対して怒る気持ちもわかる。
しかし、その原因は【男・女だから】という一言で解消されるのです。
無駄に怒らず、男と女はそもそも分かり合うことはできないと、お互いに理解する必要があります。
書籍情報

タイトル | 話を聞かない男、地図が読めない女 |
著者 | アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ |
出版社 | 主婦の友社 |
ページ数 | 321ページ |
発売日 | 2002/9/1 |